いつでもどこでも

生活場面別リハビリ

デイだけでなく、ご自宅でも体を動かす機会を増やすことが身体機能の維持向上には有効です。 ご自宅でできる体操をご利用者に紹介していきましょう。

体操の際の注意点
・痛みのない範囲で行いましょう
・体調不良や痛みが出る場合は中止し、リハビリ職や医師の判断を仰ぎましょう
・体操の回数は目安です
第6回 食事の際のリハビリ体操
食事を食べやすくするための「嚥下(えんげ)の体操」と「食卓でできる体操」をご紹介します。
ごっくん体操(のどぼとけチェック) (10秒に1回の速さを目安に)5回程度
効果:嚥下機能向上
唾液を飲みこみ、その時に動く喉頭隆起(のどぼとけ)がしっかり動くことをチェックします。ゆっくりあせらずに行いましょう。

ポイント:唾液飲みこみテストは30秒で3回が目安なので、時計を見ながら10秒に1回は飲みこみができるようなペースで行うといいでしょう。
テーブル持ち上げ体操 力を入れて5カウント静止 5回程度
効果:腕の筋力アップ、背筋伸ばし
テーブルを持ち上げようとすることで、腕の筋肉のトレーニングになります。
両手でテーブルを下から押し上げます(テーブルが持ち上がらない程度に)。5カウント数えます。
背筋を伸ばしながら行いましょう。
力こぶの筋肉(上腕二頭筋)が活性化します。
テーブル拭き体操 左右各10回程度
効果:体幹の筋力向上・体幹の回旋によるストレッチ効果
「テーブルを布巾(ふきん)で拭く動作」を座って行います。
テーブルの端まで手を伸ばし、体幹を前後左右に動かします。
筋力向上と体幹の回旋ストレッチの効果があります。
おぼん体操 左右各10回程度
効果:目と手の協調性運動、上肢の筋力トレーニング、平衡感覚のトレーニング
おぼんに食器が載った状態で持ち上げ、左右にゆっくり動かし、体幹を回旋させます。
最初は食器を載せずにお盆のみで行い、慣れてきたら落としても割れない食器を載せて行いましょう。
これまでの連載
著者紹介
合同会社松本リハビリ研究所
所長 松本健史(まつもとたけふみ)
理学療法士/介護支援専門員/社会福祉学修士
大阪生まれ・関西大学法学部卒・九州リハビリテーション大学校卒業。
2014年本の出版、研修事業の「松本リハビリ研究所」設立。
著書に「認知症介護『その関わり方間違いです!』」(関西看護出版)「拘縮対応ケアハンドブック」(ナツメ社) 「間違いだらけの生活機能訓練改善授業」(日総研)等がある。
介護従事者向けの「生活リハビリの達人」養成研修が話題。
●ホームページ
松本リハビリ研究所
●研修・原稿の依頼・問合せ
matumoto@helen.ocn.ne.jp
 
宿題ツールについて
理学療法士監修の「ご自宅でできる脳トレ&体操」には、「文字探し」などの脳トレと「ご自宅でできる体操(心身機能編・生活機能編)」が掲載されています。
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