リハビリの技術

X脚(外反膝)、猫背に対するアプローチ
月刊デイ2月号(Vol.230)に掲載しきれなかったアプローチをご紹介します。
羽島市民病院リハビリテーション部
技師長 舟木一夫(理学療法士)
X脚(外反膝)の改善
骨盤前傾にかかわる短縮筋をゆるめ、弱化筋を鍛えながら、外反膝の短縮筋、弱化筋に対してアプローチします。

X脚のマッスルインバランス
短縮筋・・・内転筋、内旋筋
弱化筋・・・大殿筋
伸ばしてゆるめる(内転筋、内旋筋)
両脚を開いて骨盤を立てたあぐら座りをし、両手で脛骨を真下に押す。
鍛えて強くする(大殿筋)
薄めの枕などをお腹の下に敷いて腰が反らないように注意しながら、膝は90度曲げたままで大腿を真上に持ち上げる。
猫背(胸椎後弯)
猫背の姿勢でパソコン、スマートフォンなどを操作するときの顔を正面に向ける姿勢が、首の後ろにある後頭下筋群の緊張を強めます。 後頭下筋群が硬くなると、その表面を覆う僧帽筋も硬くなり、肩こりの症状が出現しやすくなります。頭痛、耳鳴り、目のかすみが生じることもあります。

猫背のマッスルインバランス
  • 短縮筋
    後頭下筋群、頸部伸筋群、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部線維、肩甲挙筋、前鋸筋
  • 弱化筋
    頸部屈筋群、僧帽筋中下部線維、上部脊柱起立筋、菱形筋
伸ばしてゆるめる
肩甲挙筋
首を横(左)に倒したまま、鼻を左肩につけるようにひねり、左手で頭に軽く重さを加え伸ばす。
注意点
ゆっくりと無理のない範囲で行いましょう。
大胸筋1
ストレッチポールの上に寝転び、あごを引いて両手を頭上に上げて胸を伸ばす。
大胸筋2
肩甲骨の下端に丸めたバスタオルを敷き、あごを引いて両手を頭上に上げて胸を伸ばす。