\毒蝮三太夫の/  どくまむしさんだゆう
 ちょっと聞いていきなよ!

第三回
年を取っても遊びごころを楽しむことが大事だよ

 TVドラマの「冬のソナタ」が流行ったとき、たくさんの日本人が韓国のロケ地を見に行ったって言っていた。
 うちのかみさんも「冬のソナタ」が好きだったから、雪の玉にネックレスを入れるっていうのをマネして、クリスマスにプレゼントしたんだよ。

 八ヶ岳のホテルで食事をしているときに、「外に雪が降っているか見に行ってくる」って言って出て行って、 「雪は降ってなかったけど、流れ星をつかんできたよ」って言って、星形のネックレスを差し出したんだ。
かみさんはびっくりしてたけど、喜んでくれた。お互いヨン様になったつもり、チェ・ジウになったつもり(笑)。

 この話を「徹子の部屋」で黒柳徹子さんにしたら「顔に似合わない」って言われたんだけど、「顔でやるんじゃないんだから」って(笑)。  
 こんなのはクリスマスごっこみたいなもんだよ。実際は星がつかめるわけないんだから。こうゆう遊びごころが年を取っても大事で、チャーミングな年の取り方の一つじゃないかな。
 
じゃないと人生つまらないでしょう。



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著者紹介
毒蝮三太夫(どくまむしさんだゆう)
昭和11年、東京・品川で生まれ、浅草で育つ。23年に舞台『鐘の鳴る丘』で子役としてデビュー。
34年日本大学藝術学部卒業。41年、テレビ『ウルトラマン』、翌年『ウルトラセブン』をはじめ、多くの映画、テレビ番組に出演。
43年、『笑点』出演中に、親友の立川談志の助言で、芸名を本名の石井伊吉から毒蝮三太夫に改名。
44年10月のスタート時からパーソナリティを務めるTBSラジオ『ミュージックプレゼント』は、現在まで50年以上続く長寿番組。
出会ったお年寄りは数十万人。「ジジイ」「ババア」と毒舌を吐きながらも愛のこもったフォローと温かな笑顔で、「ジジイ、ババアのアイドル」として人気を集め、 他にもNHK Eテレ『ハートネットTV』の「介護百人一首」の司会や聖徳大学の客員教授として「介護は明るく、楽しく、かっこよく」と伝え、活躍中。

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