介護トピックス

介護職も使える認知症の簡易検査法を開発

大森医師会

大森医師会が開発した、数分間で行える認知症の簡易検査法「TOP-Q」についての発表が行われた。2項目の問診と3つの観察点を確認するだけで、対象者が身構えないよう自然な会話の流れで実施できる。

 大森医師会(本社: 東京都大田区、荒井俊秀会長)は、2項目の問診と3つの観察点で行う認知症簡易チェック法「TOP-Q(トップQ:Tokyo Omori Primary Ques-
tionnaires for Dementia)」を開発・発表した。「TOP-Q」は、問診2項目(時事計算・誕生日記憶、山口式キツネ・ハト模倣テスト)と、観察点3項目で構成されており、2~3分の簡単で自然な問診で認知症をスクリーニングできる方法。医療職だけではなく、介護職でも行うことができる。
 時事計算・誕生日記憶は、約50年前と数年後の出来事の時の年齢(例:約50年前に○○があった時は何歳だったか?5年後に○○がある時は何歳になる?)と、本人の誕生日を確認するもの。山口式キツネ・ハト模倣テストは、影絵のキツネ、ハトの形を問診者が手で作り、それをまねしてもらうもので、群馬大学大学院保健学研究教授の山口晴保氏が考案した。キツネは重度の認知症、ハトは軽度の認知症患者の多くが間違え、軽度認知障害(MCI)でも約半数が間違えるといわれている。
 時事計算・誕生日記憶は3つのうちひとつでも間違えた場合は1点、キツネ・ハト模倣テストはそれぞれ間違えた場合1点と換算する。合計1点以下は正常あるいはMCI、2点以上は認知症の疑いとなる。また、3つの観察点について、問診中に家族や周囲を頼りにして振り向く「振り向き徴候」がある場合はアルツハイマー型認知症、両手を水平に肩の高さまで上げると片方が下がる「ハンド・バレー徴候」がある場合は脳血管性認知症、「回内・回外運動」が異常な場合はレビー小体型認知症の疑いがある。
 開発に関わった大森医師会の工藤千秋理事(くどうちあき脳神経外科クリニック院長)は、「専門職でなくても実施可能。短時間で行うことができ、正確性も認められています」とテストの有効性について述べた。


目 次
  • 介護人材確保に向けたイベント 「ケアリンピック」が開催されます
  • 書類の押印・役所へ持参などの 手続き効率化が検討されています
  • 介護福祉士の資格取得の方法の見直しの 検討へ
  • 経験・技能のある介護職員の処遇改善は、 月平均21,700円でした
  • 介護保険の自己負担、原則2割を提言しました
  • 第83回社会保障審議会介護保険部会が開催されました
  • 2021年度介護保険制度改正に向けて 議論されました
  • 介護分野の文書負担軽減の具体的内容について、 意見がまとめられました
  • 介護報酬改定の効果検証の調査が行われます
  • 17年度の認定者数・介護給付費は 過去最高でした
  • 一般介護予防事業の指標例が検討されました
  • 介護福祉士を目指す留学生が倍増しています
  • 給付金受給は介護現場のサポートが 必要とされています
  • 60歳以上の介護労働者が増加しています
  • 特定加算の計画書作成支援ツールが 開発されました
  • 利用者のインスリン自己注射は、 介護職員によるサポートが可能です
  • 利用者・家族から職員へのハラスメント 対策マニュアルが作成されました
  • IT導入補助金の上限が450万円に 引き上げられました
  • 4年間の介護経験を持つEPAの外国人は、 在留資格「特定技能1号」へ移行できます
  • 浴室からのレジオネラ症感染に注意!