介護トピックス

介護人材のキャリアパス実現に向けての報告書

厚生労働省

 9月26日、厚生労働省の福祉人材確保専門委員会は「介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて(案)」という報告書において、主に以下の点についてまとめた。

介護人材のすそ野の拡大について

 介護人材のすそ野を広げ、介護未経験者の参入を促すためには、「現在実施されている介護初任者研修(130時間)よりも受講しやすい入門的研修の導入が必要である」と示した。また、「受講者の負担を考慮しつつ、必要最低限の知識・技術を学べるようにすることが重要」「あくまで介護分野に参入するきっかけとするものであることから、任意の研修という位置付けにすべき」との意見もある。

医療との役割分担について

 現在、介護福祉士などが実施可能な医療的ケアは、喀痰吸引と経管栄養となっているが、「今後、医療的なニーズが高まっていくことを踏まえ、能力と意欲に応じ、日常的に現場で必要となる医療的ケアを行えるよう、研修制度を含めた環境を整備していくことが重要である」とした。しかし、「ニーズはあるのか」「介護従事者の心身の負担が増えるのではないか」といった意見から、「慎重な検討が必要」とする声が多かった。

介護人材のキャリアパスについて

 介護分野に参入した人材が定着していくような環境づくりが重要とした上で、「職場におけるキャリアパスの明確化」が有効であるとした。具体的に、「リーダーに必要な知識・技術を働きながらでも身に付けていけるよう、分野ごとに修得できるような現場での実践過程における研修プログラムを検討すべき」「キャリアパスを明確にし、客観的な評価と処遇を結び付けていくことが必要」といった意見があった。


目 次
  • 高齢者のフレイル対策 医療・介護の一体的な事業を検討
  • 福祉用具貸与の全国平均・上限額を公表 住宅改修の見積もりは複数の事業者から
  • 介護報酬改定に関するQ&A(vol.6)を公表
  • 利用者の有償ボランティア活動に際しての 留意点を周知
  • 2018年度 報酬改定の審議のまとめ
  • 2018年度 介護報酬改定 運営基準の改定内容 などを決定
  • 人件費増の介護サービスは収支差率が悪化している傾向
  • 介護報酬のマイナス改定を要求
  • 「ロボット技術の介護利用における重点分野」に 追加・改定
  • 自治体へのインセンティブ指標の具体案を提示 財源が論点に
  • 「科学的根拠に基づく介護に係る検討会」を開催
  • 認知症対応型通所介護で生活機能向上連携加算の創設、 サービス提供時間区分の見直し
  • 生活機能向上連携加算を新設
  • 医療機関との協働を促す 「生活機能向上連携加算」などの見直し
  • 福祉用具の貸与価格の上限設定などの案を提示
  • 技能実習生、介護職員と複数名で夜勤可能に
  • 受給者台帳とレセプト、氏名の表記統一を提案
  • 「リビング・オブ・ザ・イヤー2017」大賞が決定
  • 介護医療院に全部転換の医療機関は、 名称の変更が必要
  • 福祉用具サービス計画書、 新様式で制度厳格化に対応