いつでもどこでも

生活場面別リハビリ

デイだけでなく、ご自宅でも体を動かす機会を増やすことが身体機能の維持向上には有効です。 ご自宅でできる体操をご利用者に紹介していきましょう。

体操の際の注意点
・痛みのない範囲で行いましょう
・体調不良や痛みが出る場合は中止し、リハビリ職や医師の判断を仰ぎましょう
・体操の回数は目安です
第2回 排泄動作に効果的な体操
排泄動作は個室で行われるプライベート色の強い生活動作です。
本人の行っている動作を確認しながら、体操につなげていきましょう。

排泄時、ズボンを上げ下げしたり、お尻を拭いたり、立位を保持したまま腕を動かしたり、体をひねったりする必要があります。 動作を安全に行えるように立位での前後、左右のひねり動作を練習しましょう。
立位バランス体操(前後)
倒れないように注意しながら、前後に体を傾けます。
 
身体ひねり体操
手を広げ、体を左右にねじります。大きな動作が安定すると排泄時の立位での動作が安定します。
立位でのズボンの上げ下げ動作
ズボンの代わりにセラバンド、マジックテープバンドなどをおなかに巻き、立位でバンドを上げ下げします。ズボンや下着の上げ下げ動作の練習になります。
この動作を行うことで、ふらついたり、バンドを上げきれなかったり、排泄時に困っている動作がわかります。どこに問題があるかを見つけて練習していきましょう。
座骨結節タッチ
お尻を拭くために、左右の座骨結節にタッチし、お尻まで手を伸ばす動作を練習します。
片方の手は手すりや柱などを持ったり、壁に体をもたれさせるなど、実際に本人の使っているトイレ環境に近づけて行うとよいでしょう。
指の体操
トイレ動作は立ち座りなどの動作のほかに、トイレットペーパーを巻き取る、ボタンやチャックのつけ外しなど細やかな指の動作も必要です。
これまでの連載
著者紹介
松本健史(まつもとたけふみ)
理学療法士/介護支援専門員/社会福祉学修士
NPO法人丹後福祉応援団勤務
大阪生まれ・関西大学法学部卒・九州リハビリテーション大学校卒業。
2014年本の出版、研修事業の「松本リハビリ研究所」設立。
著書に「認知症介護『その関わり方間違いです!』」(関西看護出版)「拘縮対応ケアハンドブック」(ナツメ社) 「間違いだらけの生活機能訓練改善授業」(日総研)等がある。
介護従事者向けの「生活リハビリの達人」養成研修が話題。
●ホームページ
松本リハビリ研究所
●研修・原稿の依頼・問合せ
matumoto@helen.ocn.ne.jp
 
宿題ツールについて
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