いつでもどこでも

生活場面別リハビリ

デイだけでなく、ご自宅でも体を動かす機会を増やすことが身体機能の維持向上には有効です。 ご自宅でできる体操をご利用者に紹介していきましょう。

体操の際の注意点
・痛みのない範囲で行いましょう
・体調不良や痛みが出る場合は中止し、リハビリ職や医師の判断を仰ぎましょう
・体操の回数は目安です
第12回 台所でできるリハビリ体操
台所には手すり代わりになる流し台やリハビリグッズとして使える、お玉・鍋などの調理器具があります。これらを使ってリハビリ体操をしましょう。
流し台でスクワット
10回程度(体力に合わせて加減してください)
効果:下肢の筋力増強
流し台に両手を置きます。
ひざがつま先よりも出ないようにしゃがみます。
流し台で背伸び
10回程度(体力に合わせて加減してください)
効果:足関節の底屈運動による筋力の維持・向上
流し台に両手を置き、支えにして背伸びします。
おたま動作(すくう・注ぐ)
10回程度(体力に合わせて加減してください)
効果:手首の回内・回外・背屈・掌屈運動による可動域の維持・向上

手首を内側に回します(回内)

手首を外側に回します(回外)


手首を上に反らします(背屈)

手首を下に曲げます(掌屈)

調理では道具を使った細やかな手先の運動が必要です。
味噌汁をすくったり、器に注いだりする動作を意識しながら、手首を柔軟に動かす体操を行います。
鍋を使った柔軟体操 10回程度
効果:両手の協調動作の維持・向上
鍋は重いので、落とさないようにしっかり持ちながら、鍋を手前に回しましょう。
鍋を使った筋力アップ体操 水平に保ちながら10秒程度
握力の維持・向上
鍋を両手で持ち、水平に保ちながら片手を離します。
(小さな鍋から始め、慣れてきたら徐々に大きな鍋にしていきましょう)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
これまでの連載
著者紹介
合同会社松本リハビリ研究所
所長 松本健史(まつもとたけふみ)
理学療法士/介護支援専門員/社会福祉学修士
大阪生まれ・関西大学法学部卒・九州リハビリテーション大学校卒業。
2014年本の出版、研修事業の「松本リハビリ研究所」設立。
著書に「認知症介護『その関わり方間違いです!』」(関西看護出版)「拘縮対応ケアハンドブック」(ナツメ社) 「間違いだらけの生活機能訓練改善授業」(日総研)等がある。
介護従事者向けの「生活リハビリの達人」養成研修が話題。
●ホームページ
松本リハビリ研究所
●研修・原稿の依頼・問合せ
matumoto@helen.ocn.ne.jp
 
宿題ツールについて
理学療法士監修の「ご自宅でできる脳トレ&体操」には、「文字探し」などの脳トレと「ご自宅でできる体操(心身機能編・生活機能編)」が掲載されています。
ぜひ、本誌をご覧ください!