いつでもどこでも

生活場面別リハビリ

デイだけでなく、ご自宅でも体を動かす機会を増やすことが身体機能の維持向上には有効です。 ご自宅でできる体操をご利用者に紹介していきましょう。

体操の際の注意点
・痛みのない範囲で行いましょう
・体調不良や痛みが出る場合は中止し、リハビリ職や医師の判断を仰ぎましょう
・体操の回数は目安です
第7回 屋外でできるリハビリ体操
過ごしやすい季節になってきたら、屋外に出て体操をしましょう。
大きく体を動かしながらしっかり呼吸することは、ストレス解消にもつながります。
※転倒・転落には十分に注意しましょう
地面に足で文字を書く 左右各5文字ずつ
効果:足の筋力と体を支える体幹の筋力の向上
ベンチなどに座り、土や砂の地面に自分の名前や好きな漢字などを大きく書いてみましょう。

ポイント:できるだけ大きな文字を書くことで、足先の移動距離が大きくなり、足の筋力と体を支える体幹の筋力が必要になります。
地面に名前をカタカナで書いてみる
【応用編】空中に足で文字を書く体操 左右各5文字ずつ
上記の応用で、片足を上げ、空中に自分の名前や好きな漢字などを大きく書いてみましょう。

ポイント:後ろに倒れないように、手を後方に伸ばし、体をしっかり支えます。
好きな文字を空中に書いてみる
大きな声を出す または 口笛で一曲
発声・呼吸機能の向上、口輪筋の向上
屋外に出た開放感で少し大きな声を出してみましょう。

・「おーい、○○さん!」とお腹から発声し、一緒に来ている人を呼んでみる
(目標10秒)
・口笛を吹いてみる♪
 (好きな曲を照れずに吹いてみましょう)
歩行が安定している方向け
タイルを使ったジグザグ歩行・大股歩行 5メートル程度を往復(回数は体力に合わせる)
効果:バランス能力の向上
公園など車が通らない場所で、タイルや白線など目印になるものがあるときは、足をクロスさせたり、大股で歩くなど応用歩行の練習ができます。
まっすぐ足を出すのではなく、クロスして足を振り出します。

ポイント:体が左右に揺れるため、転倒には充分注意してください。
【応用編】ビッグクロスステップ 5メートル程度を往復(回数は体力に合わせる)
前述のクロスステップをさらに大きくし、タイルを1~2枚飛ばして移動します。
タイルを飛ばすことによって、さらに大きな重心移動が必要となります。
タイル1~2枚分、先のタイルに足を伸ばします
これまでの連載
著者紹介
合同会社松本リハビリ研究所
所長 松本健史(まつもとたけふみ)
理学療法士/介護支援専門員/社会福祉学修士
大阪生まれ・関西大学法学部卒・九州リハビリテーション大学校卒業。
2014年本の出版、研修事業の「松本リハビリ研究所」設立。
著書に「認知症介護『その関わり方間違いです!』」(関西看護出版)「拘縮対応ケアハンドブック」(ナツメ社) 「間違いだらけの生活機能訓練改善授業」(日総研)等がある。
介護従事者向けの「生活リハビリの達人」養成研修が話題。
●ホームページ
松本リハビリ研究所
●研修・原稿の依頼・問合せ
matumoto@helen.ocn.ne.jp
 
宿題ツールについて
理学療法士監修の「ご自宅でできる脳トレ&体操」には、「文字探し」などの脳トレと「ご自宅でできる体操(心身機能編・生活機能編)」が掲載されています。
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