いつでもどこでも

生活場面別リハビリ

デイだけでなく、ご自宅でも体を動かす機会を増やすことが身体機能の維持向上には有効です。 ご自宅でできる体操をご利用者に紹介していきましょう。

体操の際の注意点
・痛みのない範囲で行いましょう
・体調不良や痛みが出る場合は中止し、リハビリ職や医師の判断を仰ぎましょう
・体操の回数は目安です
第9回 着替えるついでにできるリハビリ体操
服を着る動作は特に指や腕をよく使います。またズボンや靴下を履くときにバランスが必要になったり、股関節を深く曲げるような特徴的な 動きがあります。着替えの一連の動作の中で行いやすい体操を紹介しました。ぜひいつもの動作に体操を取り入れてみてくださいね。
上着一周体操 左回り・右回り 5回ずつ
効果:羽織動作の向上、肩関節の柔軟性向上、両手動作の協調性向上
上着を羽織るときに背中側に服を送る動作が必要です。
後ろに人や物がないことを確認してから、自分を中心に上着を回してみましょう。
袖引っ張り体操 左右5回ずつ
効果:袖に腕を通す更衣動作の向上、肩・腕の関節の柔軟性向上、座位バランスの向上
上着の袖を左右に引っ張るようにして腕の曲げ伸ばしを行います。
【応用編】
伸ばした腕のほうに体を傾けて、座位バランスの練習を行います。
片手でボタンのつけはずし
効果:手指の動作の巧緻性向上
ボタンを実際に留めたり外したりします。
外すより留めるほうが難しいです。
【応用編】
利き手ではない手で行います。
チャックの開け閉め
効果:チャックの開閉動作の向上、手指の動作の巧緻性向上、両手動作の協調性向上
チャックの上げ下げをまずは利き手で、その次は利き手ではないほうの手でやってみましょう。 指先の細かい動作が必要です。
つなぎ目を合わせる
チャックを上げる
利き手ではない手で・・・
ズボンのすそをたくしあげる 3回
効果:ズボンの更衣動作の向上、両手動作の協調性向上
主に指の力でズボンのすそをたくしあげます。
細やかな指の動きが必要です。
靴下を履きながら行う股関節の柔軟体操 左右各10回程度
効果:股関節の柔軟性向上、握力の向上、座位バランスの向上
太ももの上に片足をのせ、靴下をしっかり上げながら、手前に足を引き寄せたり戻したりします。
これまでの連載
著者紹介
合同会社松本リハビリ研究所
所長 松本健史(まつもとたけふみ)
理学療法士/介護支援専門員/社会福祉学修士
大阪生まれ・関西大学法学部卒・九州リハビリテーション大学校卒業。
2014年本の出版、研修事業の「松本リハビリ研究所」設立。
著書に「認知症介護『その関わり方間違いです!』」(関西看護出版)「拘縮対応ケアハンドブック」(ナツメ社) 「間違いだらけの生活機能訓練改善授業」(日総研)等がある。
介護従事者向けの「生活リハビリの達人」養成研修が話題。
●ホームページ
松本リハビリ研究所
●研修・原稿の依頼・問合せ
matumoto@helen.ocn.ne.jp
 
宿題ツールについて
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