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片手で靴ひも結び自助具

片手で靴ひも
結び自助具

準備物

  1. 洗濯バサミ…1個(挟む部分に穴がある洗濯バサミ)
  2. ネジ…………1個(M3ナベネジ 長さ30mm鍋の形のネジ)
  3. ナット………2個(M3六角形のメネジ)
  4. ワッシャー…2個(M3金属の輪)
  5. バネ版………1枚(厚み0.5mプラスチック板で製作

①~④はホームセンターで購入できる部品
①の洗濯バサミは先端に穴がある「オーエのランジェリーピンチ」を使用
⑤のバネ版のプラスチックは100円ショップで購入したノートの下敷きを使用

作り方

材料⑤バネ版の加工方法
  1. プラスチック板(0.5mm)を図2のようにハサミや穴あけポンチなど使って切り取ります(図1-a)。
    バネ板は靴紐がはめやすいようにV字状にカット。
  2. カットできたら、ライターかホットドライヤーで折り曲げ線に沿って温めて、図のように折り曲げます(図1-b)。
※靴ひもをネジとバネ板のV字部に挟み込んで、靴ひもを固定。実際に使って、上手に靴ひもが固定でない場合は再度バネ板を温めて、折り曲げ角度を調整してください。

組み立て方法

すべての部品が準備できたら、図2の組立図のように、洗濯バサミの挟む部分の先端穴にネジを挿入して、 固定バネ板と洗濯バサミを連結します。ネジはあまり強く締め付けずにバネ板がネジを中心に回転できる程度に締めた後に、 ネジが緩まないようにネジ部に瞬間接着剤を一滴塗布してください。

使い方

  1. 靴ひもを左右に一回交差させます。次に蝶結びの左端になる位置に洗濯バサミを挟みます。このときバネ板は図のようにネジの右側(靴の内側)に位置するように回転させます。
  1. 右側のひもを靴ひも結びのネジの外側をUターンさせた後に、2本のひもをバネ板のV 字溝にはめ、「靴ひもの吊り橋」を作ります。
    この「靴ひもの吊り橋」により、靴ひもが靴の上面に吊り上げられ蝶結びが結びやすくなります。
  1. 左側のひもの長さ1/3あたり(右の蝶の端になる位置)をつまんで「靴ひもの吊り橋」の上を超えた後に、「吊り橋」の下をくぐり抜けます。
  2. 最後に、蝶結びの左右のバランスが均等になるように長さを調整したら、蝶の右端を右に引き寄せれば、片手で蝶結びの完成!

    ※靴の右側に靴ひも結びを固定する場合、固定バネ板は左側(靴の内側)に回転させて使用してください。
使い方はぜひ、動画でcheck!

https://youtu.be/c-bR7cOlRZE

おまけ
3Dプリンターで造形した部品を使った「片手で靴ひも結び自助具」。バネ板の代わりにチューブの弾性を利用しています。
制作:工房SERA
稲住 義憲(いなずみ よしのり)
工房SERA 代表 
技術士(機械部門)
1947年広島県世羅の生まれ。モノづくり大好き人間。子どものころは木箱を解体し潜水艦を作って池で遊ぶ。18才で上京、水処理会社の設計開発畑で37年勤務。 62才で退職後ひとりメーカー「工房SERA」を開業。3Dプリンターと木工で「おもしろい福祉用具」を開発中

HP: 福祉用具の手作り工房SERA

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