「第1回小さなぬり絵コンクール」の内容を、ホームページver.として再構成してお届け致します。(※審査結果は誌面と同様です)
作品にまつわるエピソードを一つひとつ拝見し、皆さまのぬり絵に取り組まれる姿に感動しながら、選考させていただきました。ご応募くださった皆さま、本当にありがとうございました。

審査員による厳正な審査の結果、以下の賞を選出いたしました。

※受賞者には副賞と賞状を贈呈

 
デイサービスフローラ蓮田
関口 昭一さん

【評】
水彩色鉛筆で木々の緑など細部まで表現された力作です。ぼかした色の加減が絶妙で、明るくのどかな里山の風景が目の前に広がっているようです。見事、グランプリです!

 
野木病院 通所リハビリテーション
西谷 常美さん(68歳)

【評】
娘さんの幼少のころを思い出しながら塗られた作品。背景のグラデーションが美しく、明るいヒマワリと女の子の服の色がより鮮やかに見えます。西谷様の深い愛情を感じました。

浦和すずのきクリニック
SLOW HANDさん(60歳)

【評】
ビールや枝豆の色合いが本物そっくり!食欲をそそるような箸の色や器の模様を考えるなど、この作品に対する熱意が伝わってきます。見ているだけで、爽快な気分になりました。

トワーム指扇
三谷 栄子さん(76歳)

【評】
ご自宅の庭に咲くピンクのバラを、毎年楽しまれる三谷様。じっくりと観察して塗られたというこの作品からは、バラの甘い香りや優雅さ、重厚感が感じられ、思わず見とれてしまいます。

 
介護老人保健施設
アルテハイム鈴鹿
堀木 勲さん(80歳)

【評】
色鉛筆で強弱を付けて色付けされ、紫陽花は浮き出ているかのように立体的です。繊細で美しい堀木様の世界観に審査員一同、魅せられました。

ヒューマンサポート幸手
デイサービスセンター
八木 貞子さん(76歳)

【評】
初夏の爽やかな季節にぴったりの美しい作品に仕上がっています。新茶のやわらかい葉の質感や色合いが巧みに表現され、お茶の香りを目で楽しめる秀作です。

花友じゅらくだいデイサービス
ペンネーム 花友☆久澤勝芳さん(84歳)

【評】
重箱やうなぎ、たれの質感、青空に入道雲など、じりじりとした夏の暑さや美味しさが作品から伝わるようです。こんな便りが届いたら、食欲増進!夏バテが飛んでいきそうです!

デイサービスなずな
田中 健二さん(86歳)

【評】
どっしりとした迫力が素晴らしい! 奥行きを濃淡で表現し、城壁や石垣などの細かいところも緻密に仕上げられています。2ヶ月かけ、コツコツと取り組まれた実直な田中様の人柄が伝わってきます。

介護老人保健施設
東大和ケアセンター
寿時 蕃さん(73歳)

【評】
全体にしっかりとした陰影を付けることで人形の存在感が浮き立っています。着物の柄も丁寧に色付けされ、背景の「輝」の文字を書き加えられたことで金太郎の持つ凛とした力強さが引き立っています。

 
デイサービスセンター蘇望苑
堀井 裕さん(83歳)

【評】
「こんな花があったらいいな」と想像しながら塗られたとのこと。花びら一枚一枚の中に黄色、橙色、赤、紫など複数の色があり、堀井様の想像力に脱帽です。

介護老人保健施設 旭泉苑通所リハビリテーション
M. Hさん(56歳)

【評】
六色に彩られたお地蔵さんが愛らしい。カラフルな桜からは、集まった人たちを笑顔にするようなパワーを感じます。遠くに見える山々、空に浮かぶ雲も力強い色合いです。

デイサービスセンター はーもにーぽっぽ藤塚
村上 久子さん(92歳)

【評】
しっかりとしたタッチでたくさんの色を塗り込み、夜空を絶妙な色合いで表現しています。浮き出てくるような鮮やかな笹と色とりどりの笹飾りが目を楽しませてくれます。

医療法人 西中医学会 西中病院
古月 一蔵さん(70歳)

【評】
カラフルな屋根と旅人が目を引きます。ほんのりと夕日に染まり始めた黄色い空や青い海から、時間がゆっくりと流れているのを感じます。

コープ都島クリニック デイケア
川西 正恵さん(83歳)

【評】
一つひとつ丁寧に色を重ねた紫陽花が美しく、しっとりと表現されています。「ぬり絵が大好きで鉛筆を持つのがうれしい」とおっしゃる川西様の笑顔が浮かんでくるようです。

社会福祉法人 遊佐厚生会
障がい者支援施設 月光園
佐藤 光夫さん(58歳)

【評】
「モダンで気品に溢れる女性(マダム)」というコメントの通り、まぶたの上のアイシャドーや艶やかな唇が、女性らしさを引き立てています。背景や縁取りの淡い色使いもすてきです。

デイサービス虹の家
高津 政弘さん(70歳)

【評】
慈愛心を込めた炎の赤、罪深き心を戒めるこん棒の金色。一つひとつの色に思いを込められたとのこと。今にもしゃべり出しそうな表情とそれぞれの色を引き立てる色使いが見事です。

特別養護老人ホーム 蔵の町・川越
石坂 昌子さん(78歳)

【評】
赤い雨傘と長靴、レインコートからのぞく白い袖から、雨上がりのウキウキした気持ちがあふれているよう。足元に落ちる影から、晴れた空の明るさが表現されています。

 
石狩ふれあい・ほっと館介護センター
渋井 清さん(88歳)

【評】
独特の色選びによる鮮やかさに目を引かれました。衣装の模様など、原画にはないアレンジが加えられており、渋井様の個性が発揮された魅力的な作品です。

介護老人保健施設おゆみの
大矢 高夫さん(66歳)

【評】
利き手ではない左手で、色濃く丁寧に塗られています。作品の力強さと黄・緑・赤の明るい色の組み合わせは、大矢様の前向きな気持ちを表しているかのようです。

だいな紫塚デイケア
植田 美智子さん

【評】
試し塗りをしながら虫眼鏡を使って塗られたという研究熱心な植田様の人柄が表れています。明るい松の木に渋い色の二条城が映えて、歴史の情緒を感じる作品です。

飛江田デイサービスセンター
上田 市次さん(96歳)

【評】
ティッシュや消しゴムに加え、紙やすりを使って色をぼかすという発想に驚きました。上田様独自の技法で、花びらの質感や淡い色合いが見事に表現されています。

 
アルテンハイム青山 通所リハビリテーション
ペンネーム 浅子さん(88歳)

【評】
小学生のころ、庭の朝顔を見るのが楽しみだった日々を思い出し、取り組まれたとか。夏の窓辺を思わせる爽やかな色使いに、浅子様の繊細な感性が伝わってきます。

牛尾病院 通所リハビリ
三宅 のぶ子さん(98歳)

【評】
「指のリハビリと頭の体操に」と、5年ほど前からぬり絵を始められた三宅様。好奇心旺盛なお人柄が感じられる明るく個性的な配色で、万華鏡の様な美しい世界観がすてきです。

デイサービス ルミナス 江田原
ペンネーム 愛霧子さん

【評】
学生時代、憧れの先輩から誕生日に花を贈られた思い出を込めた作品。後に白血病で夭逝した彼に、「たくさんの思い出をありがとう」という感謝を込めたメッセージが優しい色合いで仕上げられています。

デイサービス みんなの家
神原 一さん(64歳)

【評】
30年前、新婚旅行で旧グラバー邸を訪ねて撮った写真とぬり絵の図案が同じアングルで驚いたという神原様。幸せな思い出が反映された、穏やかな色彩に心が和みます。

デイサービスセンターかめだなかの
原田 一夫さん(67歳)

【評】
車イスにスケッチブックを常備されるほど絵がお好きな原田様。利き手(右)が不自由なため、文鎮を使うなど工夫しながら左手で丁寧に色を塗っておられます。

 
浦和すずのきクリニック
T. I さん(78歳)

【評】
繊細なタッチとガラス瓶の反射した光の表現が秀逸なT様の作品。背景もそれぞれのモチーフに合わせて変えてあり、見ていると懐かしく、心がほっとします。

デイサービスセンター悠久苑
小見 ヨシ子さん(78歳)

【評】
花びらだけでなく、葉の1枚1枚にもさまざまな色を重ね、とても丁寧に塗られている作品です。後ろにある赤・黄・青のつぼみがアクセントになっています。

葵の園・上越
保坂 玲子さん(63歳)

【評】
カラーボールペンで一つひとつ点を描いて仕上げたという保坂様。気の遠くなるような作業にもかかわらず、グラデーションの表現など、細部にわたりこだわりが光る作品です。

あい・ゆうデイサービス
ペンネーム 銀座カンカン娘さん(76歳)

【評】
たくさん描き込まれたボールペンの線がとても目を引く、個性的な作品です。黄色と橙色の同系色を使った色使いで、物語が浮かんできそうな作品です。

介護老人保健施設 国府の里
五十嵐 豊作さん(78歳)

【評】
立体的で、タケノコの皮の質感もまるで本物のような見事な仕上がりです。淡い緑の点が絵にマッチして、春の息吹と竹林の落ち着いた雰囲気が漂っています。

明石こころのホスピタル デイケア・フレンド
N. Fさん(58歳)

【評】
花びらの黄色い縁取りと周囲のグラデーションが、青いバラを強く印象付けています。本物のバラのように可憐で大人っぽい雰囲気の作品に仕上げられています。

通所リハビリテーションはなみずき
前田 薫さん(80歳)

【評】
ご自身が思い描く鳥とドミニカ国の国旗の鳥とをイメージして塗られた作品。淡い色と濃い色の組み合わせが個性的で美しく、夢があります。

デイサービスセンターひまわり
廣瀬 武男さん(71歳)

【評】
真っ黒に濃く塗られた暗闇の中に浮かび上がる蛍の光。暗闇と蛍の間を淡い紫で塗ることで、光が強調されており、叙情的な夏の風景にうっとりしました。

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